サイズ変更について。 補足


動画をエンコードする際に良く使われている言葉なんですが、実際にPOLさんと討論して色々と書いておいた方が良いということになりましたので、記述しておきます。

アスペクト比、縦、横の長さの処理

日本で標準的に使われているテレビの受信方式はNTSCといわれる方式が使われていて、こちらの水平走査線の数は525本になっています。

テレビを映す際、その走査線から水平ブランキング期間と言われる映らない期間を差し引いてパソコンで標準的に見られるようにした物が640*480と言うサイズになる訳です。

話は変わりますが、DVDでは720*480と言う形で撮影しており、こちらもパソコンで見られている1:1と言われるピクセル比に直した場合640*480と言うサイズになります。

また、映画を映画館で見ている物と全く同じように家庭用で見れるように考えられたサイズと言う物も有ります。

こちらに合わせて作った物も720*480と言うサイズになるのですが、映画館と同じように見れるよう工夫されているため、テレビ用に作られたものとは用途が違うわけです、その為同じ720*480でもパソコンで見るように変換した物は640*360と言うサイズなります。

さて、事のついでにアスペクト比についてです。画面や画像の縦と横の長さの比なのですが、テレビやコンピュータのモニタ等では4:3ですが、ハイビジョン放送の物や映画を主体とした物はアスペクト比が16:9となっています。

その為、場合によって切り替える必要が出てくると言うわけです。

インターレスの処理

インターレス処理に関して言うと、テレビで表示する際に人間の残像効果を利用して滑らかな動きにする為なので、テレビから持ってきた物やテレビで表示するための動画はインターレスとなります。

また、パソコンではインターレスを使った物だとちらつきがひどくなったり縞のようなものが出てくるため、インターレス解除と言う作業をして、パソコンで見るのに適した物にしてます。

その為、パソコンで処理している物やパソコン用のものはノンインターレスとなっています。
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